行動診療科
~より快適で幸せな生活を~
動物の行動は、体だけでなく「心」の健康状態を教えてくれます。行動診療科では、特に、動物の「心」の健康を維持、改善することを通じて、皆さま愛犬・愛猫との生活がより快適で幸せになるようにお手伝いをしていきます。
問題行動治療
国内外で多くの問題行動症例に携わってきました。お会いする多くの飼い主さまは、日々の生活に疲弊されていたり、問題行動がみられるのはご自分の飼い方がいけなかったからだと罪悪感を抱いたりされ、大きなストレスを感じていらっしゃいます。また、動物たちも、葛藤や恐怖/不安を感じていることが多く、何らかの助けを必要としています。問題行動治療は、そんな飼い主さまと動物の両者を救う手段だと考えています。正確に、そして科学的に問題行動の原因を評価し(診断)、それぞれのご家族に合った最善の対応(治療)ができるように心がけています。
問題行動予防
問題行動を予防する第一歩は、家族として迎える前から、犬や猫の習性や必要なケアを理解しておくこと、皆様の生活スタイルに合うコを見つけることです。当院では、飼育前カウンセリングを行い、犬や猫との理想の家族生活をイメージしていただきながら、愛犬・愛猫の選び方をアドバイスしています。
また、パピー(パピークラス)のみならず、キトン(子猫)の社会化・生活の仕方についてアドバイスも行っています。
問題行動とは・・
○飼い主さんが問題と感じる行動○人間社会と協調できない行動
○異常な行動
(犬や猫が普通はとらない行動、普通にみられる行動だが頻度や程度が異常)
よくある問題行動
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攻撃行動
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音(雷、花火)/人/
動物に対する恐怖症 -
分離不安
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自傷行動
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尾追い行動
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過度なグルーミング
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排泄の失敗/マーキング
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過度な吠え
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高齢性認知機能不全
(認知症)
担当獣医師
獣医師、獣医学博士、獣医行動診療科認定医フリッツ 吉川 綾
より幸せで快適なペットライフをサポートできるように努めます。
経歴
- 酪農学園大学獣医学科卒
- 同大学院獣医学研究科修了(動物行動学の研究)
- 山下動物病院など(一般臨床)
- 米国タフツ大学行動診療科にて研修
- 日本、米国、英国で問題行動治療やパピークラスを行ってきた
所属学会
- 日本獣医動物行動研究会(幹事)
- 獣医神経病学会
- The American Veterinary Society of Animal Behavior
診療日と費用
診察日 |
日時はお電話にてご相談ください。 |
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費用 |
カウンセリング・コンサルテーション 3000円/30分 ※検査や薬処方の費用は別途 ※次回のご予約をされた場合には、メールでのフォローアップを行います |
治療の流れ
1.電話または病院受付にてご予約
診察希望日時と、飼い主様のお名前とご連絡先、愛犬または愛猫の種類、性別、年齢、主な問題行動をお伺いします。
2.アンケートご記入のお願い→ 当院に送付
獣医動物行動研究会の共有しているアンケート用紙と返送用封筒をお渡し/郵送します。アンケートにご記入の上、予約診察日の3日前までに返送をお願いします。
3.初回コンサルテーション
約1時間半から2時間をかけて、問題行動の診断と治療方針検討を行います。アンケートを元に、問題行動の詳細や生活環境の伺い、問題行動の原因を探ります。その後、それぞれの動物の性格や飼い主様のライフスタイルにあった目標とそれに必要な対応を話し合います。
飼い主様宛レポート、主治医の先生宛のレポートをお送りします。
4.フォローアップ
治療過程に合わせたアドバイスやトレーニングをいたします。
ご質問とお問い合わせ |
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行動診療科の内容についてのご質問、皆様の愛犬愛猫への問題行動治療の必要性や有効性のご相談、などは、月曜日、水曜日、木曜日の診療時間内にお問い合わせください。 |